2012-13 ID one Catalog
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FR-TMFR-TMは、スキーのエッジをクラックドエッジにすることでフレックスが柔らかくなり、コブでスキーがタワミきった所からのリバウンド(スキーのタワミ戻り)がソフトになり、身体(体幹)で受ける衝撃も少なくなるため、スキーヤー自身でのスキーコントロールがしやすくなります。バランスの維持がしやすくなると、コブ斜面で2、3ターンどころか、次から次へとコブ斜面を滑り降りることが容易に出来るようになります。ファーストステップまずは、スキーをずらしながらコブの谷間のラインを意識し、スピードのコントロールに重点を置いて滑ってみましょう!フォールラインをキープして滑ることができて、この滑りに慣れてくれば、ほぼコブ斜面を制覇できたといえるでしょう。次のステップは、コブ斜面を滑るラインを変えてみましょう。谷間ラインから中腹ラインへ。フォールラインに直線的にラインをとると、スキーをピボットさせながらずらす事でスピードのコントロールをおこなう事になります。そこで滑走ラインをコブの少し外側のライン、中腹ラインを目指して滑ります。少しずつズレていくスキーの角付けを強める感覚で、スキーをコブの谷間からターン外方向に持って行くようにターンをします。この時に大切なことは、バランスを維持するためにも胸・腰の向きを極端にスキートップ方向に向けないことです!ほとんどの人がここで胸・腰の向きがスキートップ方向について行ってしまうので、ローテーションを起こしてしまい、バランスが取れなくなり、角付けの切り換えがスムーズにできなくなってしまいます。ファーストステップの、スキーをずらしながら、フォールラインを目安に滑る感覚を大きく崩す必要はなく、胸・腰をフォールラインにキープしながら、スキーだけがコブを外回りしていく感覚を持ちましょう!!こういうスキーのコントロールが自在にできるスキーが「FR-TM」です!新感覚でコブ斜面を滑ることができるスキーです。TR-TTやTR-TTMなどでコブ斜面にトライしている人は多いと思います。FR-TMはこれらのスキーよりも雪面を捉えるカービング感覚をよりソフトにし、スキーの捻れ(トーション)やフレックスの柔らかさが、このスキーを自由自在に扱うことを容易にします。まさにハイブリットスキーイングに適したスキーと言えるでしょう!!谷田 智幸SAJ24 承認第 1073号11
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